2021-03-25 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
○舟山康江君 皆伐がいろんな問題を引き起こしていると先ほど指摘をさせていただきましたが、本来、森林が水源涵養とか災害防止、土砂流出防止と言われている中で、逆にこういった手入れの行き届いていない森林が災害の激甚化を招いたりとか、土砂災害を発生させたりとか、こういった事例も多発していると思います。
○舟山康江君 皆伐がいろんな問題を引き起こしていると先ほど指摘をさせていただきましたが、本来、森林が水源涵養とか災害防止、土砂流出防止と言われている中で、逆にこういった手入れの行き届いていない森林が災害の激甚化を招いたりとか、土砂災害を発生させたりとか、こういった事例も多発していると思います。
その際、集水域における保水や土砂流出防止などの機能を持つ森林を保全することも重要と考えております。 これまでも治水計画は、日本学術会議から示された大洪水においては顕著な効果が期待できないとの見解にも留意しつつ、森林の保水機能を前提として作成してきております。
まず、農業用水を確保するために水を蓄え、取水できるように人工的に造成されたものがため池であると承知をしておりますが、やはり、その一方で、かんがいであるとか洪水調整、あるいは土砂流出防止、あるいは生物の生息、生育の場であったり、先ほどお話もありましたけれども、地域の憩いの場として非常に多面的な機能を有しているのがため池であるというふうに承知をしております。
一方で、皆様も御存じでありますが、山間地での山林は、水源涵養機能や土砂流出防止、土砂崩壊防止機能として、極めて防災や減災においては欠かせない前提のインフラでありますが、これらの造林事業などの山づくりの推進には、いまだ林業を取り巻く諸環境の現状では国の政策的誘導支援がなければ推進していけない状況でもございますので、この山環境については、さまざまな角度からその存在価値を評価していただき、森林機能の強化について
これに対しまして、JR東海は、この補正後の環境影響評価書におきまして、発生土の土質に応じたのり面勾配の確保や、擁壁、排水設備といったそうした対策設備の設置、また土砂流出防止に有効なのり面への播種、いわゆる植物の種をまくということでございますが、播種や緑化などにより発生土置場の崩壊に伴う土砂災害などが生じないように努めるとしております。
例えば灯台一つでもつくっている、あるいは土砂流出防止だとか、そういったものの施設をつくっている。 こういった施設が行われているような島、要するに、日本人の手によって何かつくったというものがある島は一体幾つあるんだろうか。そしてまた、それをつくらなくちゃいけないのではないかという声もあります。
そこの現場を見ながら話を聞かされたわけですが、ここに書いてあるように、間伐をしていないと表土の流出が著しく、森林の水源涵養機能が低くなる、間伐が適切に実施されている森林は林内に適度に光が差し込み、水源涵養機能や土砂流出防止機能が高くなる、こういうことが書いてあります。山の保水力が間伐をしっかりやることで高まっていく、そうじゃないと低くなっていくんだと。
そういう点で、新しい政権におかれましては、森林の持つ保水機能、そして土砂流出防止機能というものを高めていく施策をぜひとも展開していただきたい、こんなふうに思うんですね。
科学的には、委員も御指摘のように、平成十三年十一月に発表されました日本学術会議の答申を基に私たちは、治水の面では森林に洪水緩和機能というものとそして土砂流出防止機能というこの二つの機能があるというふうに考えております。
それから、尾根筋の土砂流出防止の防備保安林、これも伐採していると。土場も計画の五倍の面積を皆伐して、作業道でいうと八メートル幅、縦横無尽に造られていたわけですね。
○政府参考人(清治真人君) 三宅島におきましては、大変な状況下で土砂流出防止のための対策を進めているわけでありますが、今お話がありました川田沢のダムにつきましては、失われた植生をなるべく回復したいということと、それから景観上の配慮も考えまして、現在都の方で緑化に当たっての方策をいろいろ検討しているところでございますが、元々島に自生しておりました樹種を配慮していくというようなことで、外来種等が島の生態系
そこで、林野庁にお伺いをしたいと思いますが、桜島は特殊地域であって、松を始めとする樹木が土砂流出防止、土砂崩壊防止など、いわゆる災害の防除林として大きな役割を果たしているんです。
その実施に当たりましては、侵食を受けやすい国頭マージなどの土壌条件、地域特有の強い降雨などの自然条件等を勘案いたしまして、昭和五十四年度に沖縄県が策定されました土砂流出防止対策方針を初め、平成七年度十月の赤土等流出防止条例の施行に合わせた土地改良事業等における赤土等流出防止対策設計指針の策定等によりまして、工事中あるいは工事後の赤土流出防止に努めているところでございます。
民主党は、森林の持つ保水機能や土砂流出防止機能に着目し、森林の再生、すなわち、森林の自然の力を活用した緑のダム化を進めることによって、コンクリートのダムにできる限り頼らない治水対策を目指しています。(拍手) もちろん、ダムの中には、急峻な山合いの地形のもとでの治水対策、飲料水確保等の利水対策の観点から必要なものもあります。
一番最初と同じようなことを聞いて恐縮ですが、国産材を普及する効果というのは、林業や中小建設業の活性化にとどまらず、農山村の過疎対策、治山、利水といった水源の涵養や砂防、土砂流出防止といった防災などの国土保全、さらに地球温暖化防止などの環境対策にもなります。非常に重要な役割を果たします。
先ほどから大臣も、何回も森林というものの役割についておっしゃっているわけですけれども、林野庁は、公益的機能のうちの水資源の涵養、それから土砂流出防止、土砂崩壊防止、保健休養、野生鳥獣保護、それから酸素供給・大気浄化の六機能についてですけれども、代替法による評価の試算を行っていらっしゃるとおもうのですけれども、その評価額は幾らでしょうか。
これには水資源涵養関係の評価額あるいは土砂流出防止、土砂崩壊防止、保健休養さらに酸素供給、大気浄化、野生鳥獣の保護等、これらの機能総評価額が平成三年度価額で三十九兆二千億円と試算されているわけでございます。
さらにはまた、先ほどお話が出ておりましたけれども、森林の土砂流出防止対策といたしましての治山事業等、いろいろ実施しているところでございます。
具体的には、切り土のり面等についてネット張り緑化工法等を採用するとか、裸地面には土砂流出防止のための土壌侵食防止剤の散布をするとか、他のところではやっていない措置を講じながら対策を講じているというふうに認識しております。 今後ともこういうふうなことをきちんとやるように指導してまいりたいと思います。
○政府委員(野中和雄君) 土地改良事業の実施に当たりまして、沖縄県におかれましては昭和五十四年度に土砂流出防止対策方針を策定されまして、沈砂池の設置の徹底を図りますとともに、この対策の周知徹底を図っておられます。さらに、平成元年度には、沈砂池の設置密度の増加あるいは仮設の植生工の実施等々の対策強化を図っておられます。
○政府委員(野中和雄君) 赤土等の防止につきましては、先生今お話しのように、沖縄県におかれまして昨年、平成七年十月に沖縄県赤土等流出防止条例を施行されますとともに、従来の土砂流出防止対策方針に基づきました土砂流出防止対策実施基準を改定いたしまして、土地改良事業等における赤土等流出防止対策設計指針というのを設定されたところでございます。